2007年07月18日

海外の日本人の為の地域SNS

地域SNSについていろいろと学ぶ機会が多いのだが、地域SNS自体を地域振興の為のツールの一つとして考えた場合、海外ではどの様な利用法が妥当なのだろうか。それはクロスカルチュラルな試みではないかと思う。

たとえば日本の地域SNSをシンガポール在住の3万人の日本人の為に導入したとする。仮にその地域SNSが歓迎され、大いに盛り上がったとする。それはそれで素晴らしいことなのだが、いくつかの懸念材料が出てくる。

* 自己陶酔で日本人コミュニティはローカルや他国のコミュニティからみて格が上だと考えて、他を見下すようになる。
* 振興の成功によりコミュニティ内での活動が活発化し、周囲を見ない結果日本人コミュニティが孤立化する、など。

出来れば海外での地域SNSは上記のような問題の発生を避けて成立することが望ましい。少なくとも同様のシステムを現地語と日本語で始め、イベントやニュースなど他の地域振興の為のツールを使ってクロスカルチャー、クロスコミュニティで相互交流を促進していけるシステムの構築が望ましい。

蛇足。海外に在住している日本人は100万人を下らない様だが、この海外在住者をひとくくりにするSNSの存立に価値はあるか。私は今のところその出現に意義を見いだせていない。海外で日本人として活動することを維持するための情報交換や、選挙にいくことを促すことに役立つのではと思う程度である。  
Posted by 岩田 弘志 Hiroshi Iwata at 03:09Comments(2)その他