2005年11月23日

安全性が高まらないタクシーシステム

 日本では運転が荒く 客扱いがぞんざいなのは危ないのは個人タクシーだとよく言われる。
 そして一方 会社社員としてタクシー従業員をしていれば 給与の内固定給の部分と福利厚生が会社からの抑止力となり、会社としての安全に対する取り組みが向上するしくみがそこにはある。
 日本では運転が荒く 客扱いがぞんざいなのは危ないのは個人タクシーだとよく言われる。
 そして一方 会社社員としてタクシー従業員をしていれば 給与の内固定給の部分と福利厚生が会社からの抑止力となり、会社としての安全に対する取り組みが向上するしくみがそこにはある。
だから日本で安全なタクシーを選んで乗るのはそう難しくはない。
 単純に個人タクシーを避け、経験と評判をたよりに気の向いたタクシー会社を選べば良いだけだ。

 それがシンガポールにおけるタクシーのシステムでは 安全に対する意識が高まって来にくいシステムとなっている。

 シンガポールのタクシーは運転免許証を持ったシンガポール人がタクシー会社から車を借り受け、1日何十ドルという対価を払う。それぞれのドライバーはそれを上回る売り上げを挙げようと日夜躍起になって酷な移住を駆けめぐる。

 数年前に聞いたところその車のレンタル料は普通のタクシーで約90ドル/日 程度、そしてリムジンと言われるベンツタクシーは180ドル/日 程度だったかと記憶している。

 日頃路上を運転してると 頻繁にタクシーのぞんざいな運転を見かけ、時折危ない目に遭ってしまう。

 そこで例えばそのタクシーのナンバーを控え、タクシー会社へ連絡する。
 良心的なタクシー会社であれば即 当該のタクシー運転手へ連絡を取り、注意するに違いない。勿論極端な場合は解雇されるだろう。
 しかし電話をしたところで何故か 糠に釘(ぬかにくぎ)のような不毛な感じを受ける。
 それは何故か、考えてみた。

 タクシードライバー達は会社から収入を得るのでは無く、顧客から収入を得ていることを身をもって感じている。
 そしてタクシー会社からの福利厚生は軽薄なものか、存在感をあまり持っていないだろう。

 そこでタクシー会社から受ける「危険運転」の注意は馬耳東風となって軽く取り扱ってしまう

 このようなタクシーのレンタルシステムはタクシー会社とドライバーとの関係が薄く、上意下達が通りにくいものと思われる。

 よって顧客としては安全なタクシーを選ぶためにブランド名で差を認識したいと思ってはいるが、安全に対するクオリティの差は個人差が大きく、会社別の差が無いに等しいため、不可能といえる。

 個別のタクシーナンバーを控えて安全か安全ではないかジャッジすることは何万台も走るタクシーの記録を取り、瞬時に参照出来なければ意味がない。
 よってこの方法を個人で行うには無理がある。

このような状況でシンガポールではタクシーの運転マナーが向上していかないと思われる。

P.S. 昔日本で所属していた会社では上司から 「お給料はお客様からもらっているのだ:」と諭されたものだが、給与明細をみながら「バカいえ、お給料は会社からもらっているに違いないじゃないか」と思っていました(笑)。
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Posted by 岩田 弘志 Hiroshi Iwata at 01:38│Comments(0)General
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