2006年03月11日

シンガポールのオートバックス

 昨晩コンサートの帰りがけに車のスモールランプとワイパーに不具合が出たため、今日になって約5年ぶりに思い立ってオートバックスに出かけてみた。

 日本ではオートバックスの他にイエローハットといったカー用品販売と整備サービスを提供するお店が国道沿いによく見かける光景だが、シンガポールではオートバックスの他に見かけることはない。
 昨晩コンサートの帰りがけに車のスモールランプとワイパーに不具合が出たため、今日になって約5年ぶりに思い立ってオートバックスに出かけてみた。

 日本ではオートバックスの他にイエローハットといったカー用品販売と整備サービスを提供するお店が国道沿いによく見かける光景だが、シンガポールではオートバックスの他に見かけることはない。

 ワイパーや簡単な部品はDIY日曜大工道具屋さんにいけばコーナーがあるが、カー用品専門店は無く、そのかわり分業化された整備専門のお店が団地を形成していて、大抵はサービス料込みで代わりの部品が販売され、整備や修理が為される。後は車を購入したディーラー自身の整備サービスとなる。
 
 実はこの整備業者の団地では怪しい業者も多く、点検の内容が適当だったり、交換したタイヤやバッテリーが中古だったり、まあ安かろう悪かろうの世界である。

 従来のシンガポールの車社会は、整備業者団地へ車を持ち込む「安かろう悪かろう」派と販売ディーラーへ持ち込む「高くてもしっかり」派の二つに分かれていたのだが、オートバックスの存在はその二つの派のどちらにも属さない。

 ここで突然だが、シンガポール華僑と日本人の大きな違いを一つ。

 シンガポール華僑のみなさんの家庭ではメイドを雇い、家事全般をさせ、子供の世話も多くの部分をメイドに任せることが普通であり、情操教育の観点からは我々が「?」と思えるようなこともメイドに頼んでいる。
 また、車もしかりで、あらゆるショッピングモールの駐車場にはカーグルーミングの会社があって、お金の余裕のある人はそちらに依頼し、自分たちがショッピングをしている間に洗車とワックス掛けが済んでいることになる。
 そして車の整備もまあ不都合があればその点を確認することなく任せっぱなしのことも多いのではないかと思う。
 彼らの考え方の根底には、財産を築き、いろんなことを他人に任せるのはステータスの証、問題はない、と考えているのではないだろうか。

 一方日本人は曹洞、臨済といった禅の発展の影響で、あらゆる身の回りのことは自分で出来ることが尊いとされ、炊事洗濯といった家事をきちんとこなせるが男性は特に偉いとされる。

 オートバックスは店舗を構えてカー用品をを様々に取りそろえている。
 これは自分で簡単に出来ることは自分でやってしまおうという意思が当たり前の日本の土壌で発展してきた形ではないだろうか。
 また自分で出来ないことはすぐにその場で整備もしてくれるというのも偉いところだ。
 自分で車の不具合を認識し、もしくは点検に出し、自分で部品を選び、自分で出来ないことは整備を頼む。
 
  午前中のオートバックスの客の入りはそうでもないと思って出向いてみたが、どうも自分で把握しておきたい人、選びたい人、そして前述の2つの派に属さない「お金は沢山払えないが、ある程度の信用のあるところに出したい」、
こういった人たちも増えているのだろうか。
 オートバックスの駐車場は朝から満車だった。

http://world.autobacs.com/store/singapore.html
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Posted by 岩田 弘志 Hiroshi Iwata at 21:39│Comments(0)当地の日系ビジネス
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