2006年04月05日

 デフォルト機能(コンピュータ)のある国



 今日は近隣の国のお話しです。

 以前にも記事に書いたタイのタクシン首相は 結局 プミポン国王との謁見の後辞意を表明した。それまで国民の強い辞任要求にも屈せず続投の意思を示し続けていたにも関わらずにだ。

 この首相の心の変わりようはタイランドというシステムの他の国にはない特徴をしめしている。

 タイという国の王様は普段誠治に口を出すことは無い。
 しかしそれぞれの政策に好ましいかどうかの表情は示すことがある。
 この点は日本の天皇とはちょっと異なるところだ。

 こういった存在であるにもかかわらずタイランドの王様は国民の絶大なる支持を得ている。

 確か90年代に起こった暴動もそうだった。
 国王が何らかの形で難色を示すと それまであらがっていた者同士が王の前で傅き、仲直りをさせられてしまう、確かこんなことがあった。

 今回も既に1月以上かと思われる期間バンコクでデモが展開されたが、王が首相と会った後、事態は急に展開して辞任の意思の表明である。

 タイの国王には人心を鎮め、国を落ち着かせ、初期設定にもどす役割がある。
 これがタイという国のシステムの神髄ではないだろうか。
 これがあるからこそどこまでも壊れていかない。

 面白い国である。
 日本にはこのようなデフォルトの役割をする機能があるだろうか。

 ちなみに以前書いたシンガポールのテマセクホールディングは既にタクシン一族から買い取った通信株を全て他に売り抜けているそうです。
 したたかなものです。

 そしてちなみにシンガポール人の人気観光地はバンコクであるにも関わらずシンガポールからの旅行者は減っているそうです。
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Posted by 岩田 弘志 Hiroshi Iwata at 23:52│Comments(0)その他
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