2006年09月22日

当地で日本人の為のサービスでまだ足りないものは何だろう

 海外在住日本人は百万人を突破しました。
 シンガポールの在留日本人の人口は届けられているだけで約2万5千人。
 さて当地での日本人の生活に足りないものはなんでしょうか。

 シンガポールは世界の中でも最も日本人が暮らしやすい都市の一つで、日本人向けに行われているサービスもかなり充実しています。

 さて今回はシンガポールで提供されているサービスを多方面から分類して未だ入り込める余地のある隙間を探してみたいと思います。


分類:衣・食・住

 “衣”-については現代の日本人は伝統的な着物を着るわけではないのであまり困ることはありません。ただし好みのブランドが進出していなかったり、選択の幅が限られていたりということはあるでしょう。

 “食” -当地和食料理店が沢山あり。味については及第点をつけれるお店が少なくないが、100%日本の素晴らしい味を味わおうとすると高額になったり、思い当たる店がなかったりってことはあります。吉野家から高級ウナギ店まであります。

“住” ?日本式邸宅は望めませんが、洋風コンドミニアムでまあ快適には過ごせますし、社長以下スタッフが概ね日本人という不動産仲介会社が数社あります。

分類:人・モノ・カネ

“人” ?日系人材紹介会社がいくつもあります。

“モノ” ?大手日系百貨店あり。高島屋、伊勢丹、SEIYU、明治屋(スーパー)

“カネ” ?日本人の為の個人向けファイナンスや保険の斡旋については、Citibankに日本人担当の日本人スタッフがいたり、保険会社で数名外交員がいたりという程度です。

分類:海外駐在という機会

海外駐在をするにあたってシンガポールに来てすること、出来ることを3つに分けると、”生活を安定化”、”生活を快適化”、”人生転換・見直しの機会”とすることができます。

“生活を安定化” ? 前述の日系不動産仲介業や引越業者

“生活を快適化” ?NHK放送、日本語FM放送、日本語無料雑誌、紀伊国屋書店、インターネットテレビ

“人生転換・見直しの機会” ?ここが足りないところです。 子供に国際教育を受けさせたい場合や金銭面からライフプランを見直したい場合、日本人のことが心底分かっているプロの存在がいないか非情に少ないと思います。

 子供に国際教育を受けさせるにはインターナショナルスクールへ通わせるのがいいですが、両親が日本的教育しかしらない場合や日本語しか話せない場合、数あるインターナショナルスクールからどこを選べばよいか迷ってしまいます。

 日本の低い金利で預金を続け、住宅ローンを組んできた人は海外で生活のためだけに普通預金口座を使うのはもったいない。
 出来れば金利差を利用して、金利の高いところで貯め、低いところで借りたい。また生命保険の見直しなども選択肢が沢山あるのに手が出せないでいるのではないかと思います。

 さて結論です。というか最初から結論ありきで文章を作ったのですが、残る未開拓の分野、有望なエリアは ファイナンシャルプランナーのエリアだと思われます。
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Posted by 岩田 弘志 Hiroshi Iwata at 18:17│Comments(3)その他
この記事へのコメント

たいへん興味深く拝読させていただきました。
私は今は日本に暮らしており年に数回出張で訪星しているのですが以前はシンガポールに住んでおりました。

「さて当地での日本人の生活に足りないものはなんでしょうか」というテーマに対して日本的な生活をする事を前提に展開されている事に驚きました。

皆さんはシンガポールという外国に暮らしているのですよ。どうして現地の食、文化、風習にアジャストして自分を変えて行こうとされないのか不思議です。なんか発想がとても貧弱に感じてしまうのですが。結論として挙げられているエリアもちょっと・・・。
Posted by t. harada at 2006年10月10日 23:35

t.harada様、

コメントありがとうございます。
抵抗無くその地に溶け込んでいける方、またその意思がある方はいいのですが、
言語と文化の違いから なかなか溶け込んでいけなかったり、そもそも全く そのつもりが無いかたもいらっしゃいます。(特殊な例ですが 駐在員家族の内で来たくもないのに来てしまったという例もあります)。
こういった日本人の属性をわけながら考えるに、

1日本的生活を快適に送るためのサービス と
2 イマイチとっかかりが掴めないで要る人のブリッジになってあげて そんな方を国際人として楽
しんでいけるようにするサービス

に分けられる様に思います。

そもそも現地人の人口に比べ日本人人口は小さいのでニッチなマーケットになりますが、ビジネスが成り立つのであれば 小さくてもきめ細かいサービスを創出することで それはユーザにとって付加価値となり、提供する側に働く機会を与えることになります。

 いろんなサービスの可能性はありますが、国際人としての素養を腐らせてしまいかねないものも出来ますね。

当ブログ、よろしければまたお越し下さい。
率直なご意見ありがとうございます。
Posted by 岩田 弘志 at 2006年10月13日 01:02

お世話になってます。時間差もいいところですが、こちらにて初コメントです!

シンガポールへやってきて3年半が過ぎ、今後も滞在が長くなりそうな予感のこの頃です。

周囲を見てもシンガポールの暮らしやすさに惹かれて
永住権取得とまで行かないまでも長期滞在を望まれる方も少なく
当地の比較的恵まれた環境もさることながら、不自由なく暮らしていけるのは
様々な面で日本との繋がりを断ち切ることなく過ごせているお陰と感じています。

32歳まで外国に住んだ経験のない私ですが、最近
海外定住を視野に入れた人生設計というのは
すでに国外にいる日本人のみならず広く渦巻く世相的な潜在的野望と感じることが多々あります。

私は岩田さんのおっしゃる
>ファイナンシャルプランナーのエリア
の発展とは正しく望ましい(個人的に?)ものと考えています。

私だけではないと思うのですが
特に海外にいる主婦は金銭面で伴侶におんぶに抱っこになりがちな為
夫が不在気味ともなればしばしば精神的不安を感じること必然です。

具体的な例ですが
子供の教育面においてシンガポールに住まう利点は大きいとみなす傾向がありますから
中国から母子で留学するケースを真似たい、と思われる方もいらっしゃるはずです。というか、身近に何人かいます。
一家で赴任後ご主人だけ帰国され、子供がある程度語学を実につけるまで母も残る、とか。

やはり、このようなケースでの難題はパスや保険を含む金銭面。
暮らしのベースですよね。
言葉が出来ても面倒な事…日本人によるサポートがあれば人生の選択肢も広がります。

冒頭に戻りますが、海外にいるからこそ海外の生活を楽しむ、と同時に
日本人であったればこそ内なる日本独自の思想・文化の育みが我が身への日々の糧となり
更に、海外生活が長くなればなるほどそのような思いが強くなるのではないと思います。

なので、足りないものを挙げたらきりがないわけですが
ビジネスとして是非とも成功して欲しいエリアはいろいろあるように思います。

また、いろいろ語りましょう。
Posted by しのだともこ at 2006年10月31日 17:11
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